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南国フルーツ大国 沖縄 |
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読売テレビ 秘密のケンミンSHOW 『秋だ! 祭だ! 大カミングアウトSP!!』 14.10.09 放送
近年、トロピカルフルーツの苗がホームセンターなどで市販されるようになった事で、色んな南国果実が一般家庭の庭で
栽培されるようになっているそうです。
≪ 沖縄本島と南部の宮古島・石垣島などでは言葉が違う ≫
沖縄の言葉は古代の日本語がルーツと言われていますが、島によって別々の言語として発達したようです。
また、現在沖縄を代表する琉球文化は、江戸時代初期に中国文化を取り込み中国化を進め、日本の文化も取り込んで
独特な形で発展。
沖縄の食文化 沖縄の歴史 日本古来の言葉が残る沖縄 島によって言葉が違う 『P音考』による日本と沖縄の日琉同租論
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マンゴー ウルシ科 カシューナッツやピスタチオと同じ Mango 原産地 東南アジア 北インド 世界三大美果の一つ。 |
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マンゴーは大きく分けて2種類。
昔からお馴染みのフィリピン産の「イエロー (カラバオ)・マンゴー」は小型の勾玉形の種。
近頃、タイ産 (マハチャノ種) の大型種も輸入されています。
数年前からブームになった濃厚な味わいのアップル・マンゴーはメキシコ産が中心。
沖縄、宮崎、台湾などの高級品も、これと同じ。アルフォンソという品種が有名。
皮に赤みがかかっている事からアップル・マンゴーといわれる。いずれも果肉がオレンジが
かった黄色ほどよく熟していて濃厚な味わい。
マンゴー当たれ外れが結構あるけど、なかなか外見からは分かりにくい。
茶色い筋が多く入っていたり、種の付近が腐っていたりするものもあります。
冷蔵ショーケースに置いてあり、皮に皺がよっているものは、避けた方がよさそう。
常温販売されており、香の良いものを選ぼう。まだ熟れていないものは固いし、柔らか過ぎる
のは熟れすぎ。
ブームの前、2004年前後には緑色の果皮の「グリーン・マンゴー」が輸入されていました。
大きさや味はアップル・マンゴーと、ほぼ同じ。
当店では1996年くらい頃から、アップルマンゴーのシャーベットが人気です。
品質では1コ2000円以上する国産が一番だけど、買いやすい価格の台湾産が最もオススメ。
メキシコ産は台湾産より少し安く、多く出回っている入手しやすい。
ただし、品質にバラつきが見られます。
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左 タイ産
中 台湾産
右 メキシコ産
マンゴーの原種 コガネモンビン
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【マンゴー】mango (南インド、タミル語の mnky に由来。 mn は樹名、 ky は果実の意)
ウルシ科の常緑高木。東南アジアの原産。高さ約10メートル。葉は厚く、披針ひしん形、長さ30センチメートル。
枝の頂に黄色小花を付け、楕円形、黄色の核果を結ぶ。美味。独特の異臭がある。代表的な熱帯果実で世界で広く栽培。
菴摩羅あんまら。菴羅あんら。
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マンゴスチン オトギリソウ科 Mangosteen 原産地 タイ、マレーシア 世界三大美果の一つ。 |
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「フルーツの女王」とも呼ばれる。人工栽培が難しいので高価なフルーツ。
爽やかな酸味と甘みがあります。最近では生のフルーツも輸入されるようになりましたが、
虫が付きやすく、検疫の関係でタイ産の冷凍品が輸入されます。
(固い分厚い殻を半分に割った状態で届きます。)
最近では、生フルーツも入手できるようになりました。
固い皮 (タンニンを多く含む) に守られた白い実は6~7房に分かれており、それぞれに種が
入っています。細い房の実は種がほとんど成長せず渋皮だけ、1コあたり1~2コの大きな房の
実の中に大きな種が入っています。可食部は少ない。
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今までに8回位、シャーベットでお楽しみ頂きました。
一度取り寄せると、けっこう量があるので、割と長い期間販売します。珍しいフルーツの中では最も人気品。
【マンゴスチン】mangosteen (mangustan マレー)
オトギリソウ科の常緑高木果樹。マレー原産。高さ約6メートル。葉は濃緑色革質で、対生。花は暗紅色。
花後、暗紫色の柿に似た果実を結ぶ。果肉はクリーム状で芳香があり、美味。果皮はインド更紗の染料の原料となる。
マンゴスタン。マンゴステン。マンギス。都念子。
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チェリモヤ バンレイシ科 Cherimoya 原産地 ペルーのアンデス地方 世界三大美果の一つ。 |
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「天然のアイスクリームの木」と称される。
直径15㎝ほどの大きさで、皮は黄緑色。下のシュガーアップルより皮が薄い。
果肉は白く柔らかな食感。洋ナシのような ねっとりとした感じですが、皮付近に糖分が
固まった (グラニュー糖を、もう少し細かく柔らかくした感じ?) 部分にはザラザラ感が
あります。
味は酸味が少ないけど、アイスクリームとはやはり違う。天然のフルーツなので、甘いだけで
はなく、色んな雑味も含まれています。『味』は食べてみなきゃ、分からん。って事です。
国産のチェリモヤは、和歌山などでハウス栽培されており、輸入物より大きいようです。
10月頃にデパートに出回る。大阪の梅田で、1コ2000円~2500円位します。
ネットのお取り寄せでも販売されています。
今までに4回ほど、シャーベットでお楽しみ頂きました。
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シュガーアップル
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【蕃茘枝】ばん‐れいし
バンレイシ科の常緑低木。西インド(アンティル諸島)の原産。高さ約5メートル。葉は長楕円形、花は黄緑色で単性。
果実は球形の集合果で黄緑色、肉質、芳香を有し、甘味強く美味。アノナ。
≪ アテモヤ ≫ TBS あさチャン ! 『クチコミ2倍上昇中 森のアイスクリーム 「沖縄 アテモヤ」』 15.03.02 放送
バンレイシとバンレイシ科のチェリモヤの交配種で、オーストラリア原産だそうです。
触って固い場合は、常温で保存し柔らかくなった頃が食べごろ。
東京では銀座わしたショップで、沖縄県産のアテモヤが販売されています。
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シュガーアップル バンレイシ科 Sugar apple 原産地 西インド諸島 |
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形から、「仏頭果」(ぶっとうか)、「釈迦頭果」と呼ばれます。
冷凍物しか入手できなかったので、その感想になりますが、チェリモヤより若干透明感のある果肉。
名前の通り、甘いけど全体としては風味にかける。ネットリ感は少なくザラザラの部分が多いです。
このザラザラの部分は糖分が集まったもののようです。グラニュー糖みたいな感じ。
今までに1回だけ、シャーベットでお楽しみ頂きました。チェリモヤ (生フルーツだったので)
の方が美味しい。
バンレイシ科の『ホポー』という不思議な味のフルーツは、フルーツのページで。
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パイナップル パイナップル科 ヨーロッパでは アナナス(亀) Pineapple 原産地 南アメリカ |
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マンゴーの代わりに世界三大美果に入れる説も。草の実なので野菜。
パイン特有の五角形のような模様は、茎の上にらせん状に連なって花が咲き、一つ
一つに果実ができます。
(下の左写真の薄赤紫の所が花)それが集まって一つの実になる → 集合果という。
パイン・アップル→パイナップル
パイン (松) →松笠 (松ぼっくり) のような外見。&アップルのような味から。
生フルーツはタンパク質分解酵素があるので、肉料理と相性が良い。
パイナップルを選ぶ時はオレンジ色の濃い色が熟れている証拠ですが、生フルーツの
食べ過ぎはよくない。ゼリーの中に入れる場合は、加熱された缶詰を使用しないと、
生フルーツではゼリーが固まりません。
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【パイナップル科】
単子葉植物の一科。新大陸の特産で中南米に50属、約2000種が分布。旧称アナナス科。高温多湿を好むが葉は
革質で乾燥にも耐え、樹上に着生生活をするものも多い。観賞植物のアナナス・エア‐プランツ・パイナップルなどが
含まれる。
【パイナップル】pineapple
パイナップル科の常緑多年草。南アメリカ原産。熱帯・亜熱帯各地で大規模に栽培され、ハワイ・台湾が有名。
果実(正しくは集合果)を食用とする。アナナス。パイン。漢名、鳳梨。
朝日放送 朝だ ! 生です旅サラダ 13.03.09 放送 ベトナムの水上マーケット より
日本テレビ 月曜から夜ふかし 13.06.24 放送 / 読売テレビ かんさい情報ネットten. 『カラクリ フルーツ』 13.08.02 放送
≪ ピーチパイン ≫
桃風味がすると言われるパイナップルの品種「ピーチパイン」。西表島で生産するパイナップルの7割ほどが
ピーチパインだそうです。
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パパイヤ パパイヤ科 パパヤ、パパイア Papaya 原産地 熱帯アメリカ カリブ諸島 |
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1492年、コロンブスがカリブの島に上陸して初めて出会ったフルーツで、航海日誌に
「天使のフルーツ」と記した。
タンパク質分解酵素パパインを含み、未熟な時の青パパイヤにパパインが多い。
沖縄などでは未熟の青パパイヤを野菜として食すそうです。
特に完熟のパパイヤは、オレンジ色の果肉で、マンゴーに良く似た風味で、とても美味。
パパイヤは加熱しすぎると、風味が損なわれるので、生と缶詰では全く味が違います。
南国系フルーツに共通するのは、常温販売で熟れているのに皮がきれいなものがオススメ。
冷蔵ケースに入れられて皮がしなびているものは、売れ残り種周りの中心部が腐っている
可能性が高いです。
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【パパイア】papaya・蕃瓜樹 ちちうりのき。パパヤ。
パパイア科の高木。熱帯アメリカ原産で、熱帯地方で広く栽培される果樹。幹は柔軟で分岐せず、葉は枝先に集る。
ヤツデに似るが軟質。雌雄異株。果実は楕円形、長さ約10~30センチメートル。黄色で芳香があり、内部に大量の
種子がある。食用。また、蛋白質分解酵素パパインを含み、食肉を軟らかくし、条虫などの駆除剤、ビール・醤油の
清澄剤とする。
【パパイン】papain … 蛋白質分解酵素の一つ。パパイアの果実に多く含まれる。
毎日放送 ちちんぷいぷい 『宇都宮まきの いつかはなりたい小料理屋の女将in宮古島スペシャル』 15.05.25 放送
≪ 沖縄県・宮古島の青パパイヤ ≫
沖縄本島より南に位置する宮古島は人口約5万4000人。
与那覇前浜ビーチは、日本のベストビーチ3年連続で第1位 (トリップアドバイザー調べ) などがあり、年間観光客数は約43万人。
『島の駅みやこ』の野菜パパイヤの販売POPでは、こう書かれています。
「伝統的島野菜 マンジュウギ (宮古) パパイヤ 熟す前のパパイヤとして利用しています。
煮ると大根のような食感があります。生で食する場合、辛めのドレッシングが合います。調理するときは流水にさらして
アクを抜きます。炒め物にも良く合います。」
島の駅みやこの寄川清香さんによると、
「沖縄では青い状態で食べるんですけど、これと一緒にカマボコやニンジンだったりを混ぜて『パパイヤしりしり』
という料理にして食べます。」
『観光農園ユートピアファーム宮古島』の社長の上地登さんによると、
「青パパイヤは沖縄の食糧難を解消する為に、庭先には必ずパパイヤを植えて、台風なんかで実が無くなると
茎を食べ、茎が無くなったら根っこも食べる。宮古島の食糧危機を何度も救ってきました。」
上のカットした画像は、通常より少し熟れた状態のもの。 しりしり=千切り、 チャンプルー=ごちゃまぜ の意味。
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ババコ パパイヤ科 Babaco 原産地 南米エクアドルのアンデス高地 |
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パパイヤの突然変異種と言われています。
しかし、果肉は白いし、とても同じ仲間とは思えないけど...。
食感はサクサク系。味は熟す度合いによって変化したような記憶があります。
長さは25㎝くらいで、重さ1㎏になる。色は緑から黄色ぽく変化していく。
今までに1回だけ、シャーベットでお楽しみ頂きました。
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バナナ バショウ科 Banana 原産地 熱帯アジア マレーシア付近 |
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近年、ミカンを抜いて日本人が最も食べているフルーツ。 日本人が食べているのは、甘いデザート用バナナのみ。
生産国では料理用のバナナの品種があります。
緑色の未熟なまま輸入されて、温度管理された部屋で黄色くなるまで追熟され市場に出荷されます。
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現在のバナナの品種には種が無く、挿し木のような形で増やされます。
種の無い突然品種を人類が発見し、それが栽培種として広まったと言われています。
ムサ・アクミナータ と ムサ・バルビシアーナという2つが、ジャワ原人 (約70~120万年前)
も食べていたと呼ばれるバナナの原種です。
【バナナの原種 「ムサ・アクミナータ」 タイの南部】 黒いのは全て、種(たね)
マレー半島には、バナナの原種と呼ばれるムサ・アクミナータという、10㎝程度の
小型のバナナが残っており、真黒な種がゴロゴロと入っています。
現在のバナナの中にある ちっちゃい黒い粒々が、種のなごりです。
一般的に栽培されているのは、3倍体と呼ばれる私たちが普通に食べている大型のサイズ。
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【バナナ】banana・甘蕉
バショウ科の多年草。雌雄異花だが、ふつう単為結果し、種子を作らない。
熱帯アジア原産。熱帯各地に広く栽培され、ブラジル・インド・フィリピンなどに多い。果実は熟すと黄色になり、芳香美味。
生食用のほか料理用など品種が多い。日本ではフィリピン・エクアドル・コロンビアなどからの輸入が多い。実芭蕉。
毎日放送 ちちんぷいぷい 『ヤマヒロのこれだけは「ちょっとバナナのお勉強」』 14.04.26 放送 NHK くらし☆解説 『「産地でたどる戦後のバナナ」』 15.08.18 配信
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/225419.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
≪ バナナの起源 ≫ 日本バナナ輸入組合+NHKの情報によると
紀元前5000年から1万年ころ 偶然できた種の無いバナナの苗を
人間が栽培化したのが、現在のバナナの始まりといわれていて
私たちが今、食べているバナナは主にマレー半島やフィリピン
原産の2種がもとになっていると考えられる。
1903 (明治36) 年4月、台湾から神戸にやってきたのが、商業的
輸入の始まりとされています。
1937 (昭和12) 年頃、バナナを運んでいたバナナ船が軍に使用
されるようになり入荷は減少してきました。
大正~戦前 戦前はラーメン1杯16銭の時にバナナ1房49銭。
広く知れわたったバナナでしたが、それでもまだ、おみやげや
病気の時くらいしか食べられない特別なものでした。
1955 (昭和30) 年、GATTに加盟。
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【GATT】ガット(General Agreement on Tariffs and Trade)
関税及び貿易に関する一般協定。
関税の差別待遇をなくすために、1947年調印。一般的な通商の条文と関税表とから
なる。日本は55年加入。95年世界貿易機関(WTO)へ発展解消。国際関税協定。
戦後・輸入自由化
1963 (昭和38) 年、バナナの輸入が自由化され 以後、台湾、エクアドル フィリピンと各地からのバナナが広く手頃な価格で出回るようになりました。
戦後の輸入自由化前はラーメン1杯75円の時代に、バナナ1房264円。
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1911年(明治44)刊 東京年中行事の 「水菓子屋」(果物屋) の記述文 東京の果物屋でバナナが売られている記述があります。
≪ バナナの5つの強力作用 ≫
① 酵素の消化作用
バナナに含まれるアミラーゼという酵素が腸内環境を改善する
オリゴ糖などに素早く分解、腸での消化を助けます。
② 整腸作用
バナナには食物繊維も豊富に含まれているので、小腸、大腸などの
消化器官の健康維持に効果的とされています。
③ 抗酸化作用
体内の過剰な活性化酸素の害 (生活習慣病の発生など) を抑える
抗酸化成分も含まれています。
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④ 脂肪燃焼作用
脂肪の燃焼を促進するビタミンB類がバランス良く含まれています。
⑤ 代謝促進作用
高血圧の原因となるナトリウムや老廃物を、尿と一緒に体外へ排出させる「カリウム」も豊富に含みます。
そんなバナナよりも栄養価が上回っているのが、"フルーツの王様"と呼ばれるドリアンだそうです。
≪ 沖縄県の島バナナ ≫ 読売テレビ 秘密のケンミンSHOW 『秋だ! 祭だ! 大カミングアウトSP!!』 14.10.09 放送
背が低く1mくらいのところに実がなり、実も小ぶりで皮が薄く独特の甘さがあって美味しいそうです。
「バナナの足」研究会 『バナナ的エッセイ 「沖縄の島バナナ ~在来品種の産業化 島バナナの謎」』
http://www.geocities.jp/banana_rnj/essay/okinawa01.html
≪ フィリピンのバナナ ≫ 毎日放送 ちちんぷいぷい 『リアル世界くん フィリピン ダバオ』 13.06.05 放送
フィリピンのダバオはフルーツの産地。特に広大なバナナのプランテーションがあります。Doleと契約しているロニール・
ロベルトさんの農園は甲子園10ヶ分の広さ。バナナ農園の中には従業員の家や、その子供たちが通う学校まであります。
まだ未熟なうちに収穫し、出荷場で洗浄と品質チェックを厳しく行い日本 (ここの農園のは主に神戸、大阪) や外国に
出荷します。
また、囚人が働くバナナ農園 ダバオ プリズン ペナルファームというのもあるそうです。
地元の人達は、バナナは箱で買う人も多いようです。バナナをフライにしたり、鶏肉と煮込んだポチェーロという料理など
でも食べます。
日本テレビ 月曜から夜ふかし 13.06.24 放送 / 読売テレビ かんさい情報ネットten. 『カラクリ フルーツ』 13.08.02 放送
≪ リンゴの風味がする? バナナ、バナップル ≫
スミフルという会社がフィリピンで酸味のあるバナナの苗を品種改良し、爽やかなリンゴの酸味があるパナナを完成
させたそうです。阪神百貨店では試食販売しています。皮が少し黒ずんだ頃が食べ頃。
朝日放送 ビーバップ!ハイヒール 『独自の文化を初体験! はじめてのインターナショナル』 16.05.05 放送
≪ 料理用のバナナ ガーナ共和国での使い方 ≫
料理用に使われるバナナは生食ができません。加熱して食用とします。ガーナではプランテーンと呼ばれるそうです。
プランテーンの皮は焼いた後に干して、油を加えて石鹸を作ります。ブラックソープと言うそうです。
泡はほとんど立たないようです。
TBS あさチャン! 『世界的"バナナショック"』16.05.17 放送 / NHK ニュース 『バナナ大国フィリピン"新パナマ病"の脅威"16.05.17 放送
NHK ONLINE 『バナナが食卓から消えるおそれ 病気の感染拡大』 16.05.17 配信
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160517/k10010523811000.html (紫の文字の部分)
≪ 世界的にバナナが食べられなくなる危機が発生 ≫
バナナの最大の生産国はインドですが、国内でほぼ消費される為に輸出はありません。
日本が輸入しているのは、フィリピン産85.9%、エクアドル産10.4%、台湾・コロンビアなど3.7%。
『手ごろな価格で栄養価も高い果物として親しまれているバナナですが、バナナの木を枯れさせる病気の感染が世界中に
広がっています。
日本の最大の輸入元のフィリピンでは、生産量が減少するなど影響も出始め、対策を急がなければ、将来、手軽に食べられ
なくなるおそれがあると懸念する声が上がっています。
世界中で感染が広がっているのは、カビの一種である病原体によってバナナの木が枯れてしまう「新パナマ病」と呼ばれる
病気で、一度かかると治らないため、バナナの「不治の病」とも言われています。
このカビは人間に感染する事はなく無害ですが、バナナにとっては致命的で、感染すると実の成長が止まり木が枯れます。
バナナの歴史は実は病気との闘いでした。100年余り前に中米のパナマ周辺で確認され、その後、世界中に感染が広がった
バナナの病気は「パナマ病」と名付けられ、当時、流通していたバナナはほぼ絶滅しました。
現在、流通しているバナナは「パナマ病」にかかりにくい品種として開発されたものですが、さらに感染力の強い「新パナマ病」が
新たに現れ、世界中に広がっています。
偶然生まれた種なしバナナを品種改良して栽培している為、新芽を移植して栽培する株分けによって増やしてきました。
世界中で栽培されているバナナのほとんどは同じ遺伝子を持つので、同じ病気に弱く一気に感染拡大する事になります。
100年前に発生したパナマ病によって、当時栽培の主流だった『グロスミシェル』という品種は1960年代にほぼ全滅。
FAO=国連食糧農業機関によりますと、「新パナマ病」は1990年に台湾で見つかり、その後、中国大陸や東南アジアに広がり、
現在は、中東やアフリカでも感染が確認されているということです。このうち、日本が輸入するバナナの90%近くを占める
フィリピンの最大の産地、南部ミンダナオ島では、ここ数年で「新パナマ病」の被害が急速に拡大しています。現地の
生産者団体によりますと、島にあるバナナの木の5分の1がすでに感染し、生産量もこの5年で20%以上も減り、
ことしはさらに落ち込む見通しだということです。
パナマ病に強い品種として改良された『キャンベンディッシュ』は、世界の輸出市場の95%を占めています。
新パナマ病は感染力が強いだけではなく、50年前と比べると世界の人の移動や物流の速度と量が増えているので、
前回より早い期間で感染拡大する事が懸念されます。
こうした事態を受けて、フィリピン政府は、3年ほど前から「新パナマ病」に強い品種の開発を進めていますが、バナナの実が
少なかったり、成長するまでに時間がかかったりするため、実用化のメドは立っていません。
生産者団体の幹部は「新たな品種の開発などの対策が進まなければ、5年か10年後には、世界中の食卓からバナナが
消えてしまうおそれもある」と話しています。』
現地の農園では消毒や、感染した木を伐採し周辺を立ち入り禁止にするなどの対策をとっていますが、雨が降る度に
病原体のカビを含んだ泥水が流れ込むので、感染の広まりが止まらないそうです。
2016年5月現在、日本での小売価格は据え置かれていますが、卸売価格はこの5年で40%近く高騰しているそうです。
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パッション・フルーツ トケイソウ科 Passion fruit 原産地 ブラジル |
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パッションとは「情熱」ではなく「受難」という意味。
花の雌しべが十字架に架けられたキリストに見えるそうです。
甘酸っぱい香りはフルーツ中最高の芳香。種も食べられるそうですが、ボリボリと固いです。
大きく分けて3品種あり、写真のパープル・グラナディラという紫色の皮の品種が一般的。
それに加え、最近では細長いバナナ」という品種もあるようです。
皮が黄色からオレンジだけど、黒い果肉がスイート・グラナディラ。
少し大きめで皮も中身も濃い黄色なのがマラクヤという品種。
右の写真、下2枚は、未熟なパッションフルーツの実です。
【パッション‐フルーツ】passion fruits
(花芯が十字架に見えるところから)クダモノトケイソウ、またその果実。
沖縄・小笠原などで栽培。
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読売テレビ 秘密のケンミンSHOW 『秋だ! 祭だ! 大カミングアウトSP!!』 14.10.09 放送
日本テレビ 月曜から夜ふかし 13.06.24 放送 より
皮が柔らかく、ジュースのように水分が多いので、手で皮をちぎりチューチューと吸って食べる事ができるそうです。
「ちゅうちゅう」という商品名。
「凍らせると酸味が強くなる」← 甘味は温度が低くなると感じにくくなるため、酸味が強調されるからです。
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ドラゴンフルーツ (レッド・ピタヤ) サボテン科 Red Pitahaya 原産地 南米のコロンビア |
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食用サボテンの実。ゼリー状の果肉、黒い粒々の種はキウィの種と同じ食感。
見た目から付いた愛称はドラゴンフルーツですが、正式には 「ピタヤ」と言います。
皮の黄色いピタヤもあります。
全長12㎝前後。日本では沖縄などで栽培されています。
果肉は赤紫のもあり、どちらも甘いだけで味に違いは、ほとんどありません。
アロエのような生臭い香りが若干あります。種の黒い粒々はゴマと同じ食感。
今までに白果肉が2回、赤紫果肉1回、シャーベットでお楽しみ頂きました。
2011年8月には白果肉と赤紫果肉のマーブル・シャーベットを販売しました。→
新顔野菜 食用サボテン グラパラリーフ など。
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読売テレビ 秘密のケンミンSHOW 『秋だ! 祭だ! 大カミングアウトSP!!』 14.10.09 放送
東京渋谷のフルーツ店では1コ540円 (2015年税込価格で)。
沖縄では多くの一般家庭で植えられているので、珍しくないそうです。
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カクタスペア サボテン科 Cactus pear 原産地 中米のメキシコ付近 |
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食用サボテンの実。味的にはドラゴンフルーツと同じだけど、こっちの方が美味しかった
ような記憶があります。
「カクタス」とはサボテンの事。「ペア」とは洋梨の事です。
他に食用サボテンの実には、プリックリ―・ペアという黄色い果皮と果肉のアメリカ産の
物があるようです。
カクタスペアと似た形。キュウリを甘くしたような味だそうです。
カクタスペアは、今までに1回だけ、シャーベットでお楽しみ頂きました。
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キワーノ ウリ科 別名 角(つの) メロン Kiwano 原産地 アフリカ |
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ニュージーランド産が出回っています。87年頃から日本に輸入され始めたとか。
果肉はきれいな透明のゼラチン状の緑色。メロンと同じような種が一粒ずつ包まれています。
見た目の色と食感を楽しむために種ごと食べます。
味は、はっきり言ってキュウリに近い。パパイヤメロンと同じ直径15㎝くらい。
今までに1回だけ、シャーベットでお楽しみ頂きました。
スイカの原種 皮の色はグレーっぽい マカーラ と形や大きさが似ています。
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タマリロ ナス科 Tamarillo 原産地 南米ペルー、ブラジルなど |
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別名「木立ちトマト」と言われる通り、味はトマトに似ています。トマトに柿を足したような味
という紹介の本も。トマトより酸味が強いけど、割と美味しい。 鶏卵くらいの大きさ。
種の部分が深紅なので、すごく美しいベリー系の赤色になります。
砂糖を加えて少しおくと、クセがなくなるようです。ジャム・ソースにしてホットケーキにも。
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フェイジョア フトモモ科 Feijoa 原産地 南米ウルグアイなど |
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全長8㎝、直径3㎝くらいの細長い卵型。皮は濃いめの緑。果肉は黄色系。
ニュージーランドでは『フィジョア』と発音します。
「パイナップル・グァバ」とも呼ばれ、パイナップル似の芳香。
果肉は洋梨のような柔らかさ+和梨のようなザラッとした部分もある食感です。
ビタミンCやポリフェノールも豊富。
今までに3回ほど、シャーベットでお楽しみ頂きましたが、93~94年頃に販売した際は、
早く売り切れて、評判も上々だったけど、97年頃に販売した時は、「食べた事ないから怖い」
とかで、超保守的味覚の人が増えた? 為、完売はしたけど、イマイチ不人気。
超オススメ・フルーツ。めっちゃ、旨いのに !! 何でも食べてみな、分からんで !!
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TBS 世界ふしぎ発見! 『黄金の秋 最も美しいニュージーランドの秘密』 15.05.30 放送 読売テレビ 大阪ほんわかテレビ 『今が最盛期 ! 知られざる関西の食材!!』 15.12.11 放送
≪ ニュージーランドが世界最大の主産地 ≫
原産地の南米ではあまり栽培されず、ニュージーランドが世界最大の主産地になっています。
ニュージーランドは南半球のオーストラリアの北西部に位置し日本とは国土がほぼ同じだけど季節が真逆。
北島と南島の2つの大きな島からなり、首都はウェリントン。北島はキウィなどフルーツの産地。
北島のオークランドはニュージーランドの人口354万人のうち1/3が集まる最大の都市。
育てやすいので、オークランド郊外の住宅地の庭や垣根にも植えられています。秋が旬。
≪ 和歌山県で栽培 ≫
日本では1980年頃から栽培が始まったそうです。和歌山県の最南端に近い古座川町では、キウィやブルーベリー、柚子なども
栽培しています。11月~12月頃、寒くなり熟すと自然に木から落下。傷むのも早いため流通しにくい。
生産者「あゆみファーム」の樫原貴子さんによると、リンゴ+バナナ+パイナップル=ミックス・ジュースの味わい。
約50個入り2㎏で2500円ですが予約のみ受け付け。フェイジアのジャム150g入り1瓶500円はお取り寄せ可能。
【蒲桃】ふと‐もも
フトモモ科の常緑高木。インドネシア原産。高さ8メートル。葉は披針形で厚い。花は紫白色・大形で雄しべは長い。
液果は芳香があり、食用。
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グァバ フトモモ科 バンジロウ属 Guava 熱帯アメリカ原産 |
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日本では果実自体をスーパーで見かける事は全くあり
ませんが、ピンク色の果実ジュースや、近年はグァバ茶
という葉を加工したものは販売されています。
色んな品種があるようですが、一般的に知られている
グァバは「バンジロウ」などと呼ばれる品種らしいです。
果実はビタミンA、B、Cが豊富で「熱帯のリンゴ」とも
呼ばれる。
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葉はプロアントシアニジンという成分を含み、高血圧や糖尿病などに効果があるとして健康茶扱いで売られています。
【グアバ】guava
フトモモ科の常緑小高木、またその果実。熱帯アメリカ原産で、東南アジアを含む世界各地の暖地で栽培。高さ
5メートルに達する。果実は直径約6センチメートルの倒卵形で、7~8月に熟す。生食のほか、ジュースなどにし、
美味。バンジロウ。バンザクロ。
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スターフルーツ カタバミ科 Star fruit 原産地 マレーシア、インドネシアなど |
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全長10㎝くらい。五稜子(ごれんし) という呼び方も。スライスすると、きれいな★形。
国産(和歌山県など)は形は悪いけど大きい。薄黄緑が熟れたら黄色になっていきます。
さわやかな香りと、ちょっと甘酸っぱい。
説明しにくいけど、シャーベットにすれば、より美味しくなるフルーツの一つ。
今までに4回ほど、シャーベットでお楽しみ頂きました。
当時、女子中学生2人が、学校さぼって? おこずかい貯めて買いに来た。というのが
印象的でした。実物フルーツのスライス付きだったので、非常に喜んで頂けました。
【五斂子】ご‐れんし
カタバミ科の熱帯常緑小高木。果樹として栽培。高さ約6~10メートル。
花は古い幹に直接つく幹生花。果実は、縦に5本の稜がある楕円形の漿果で食用、
酸味が強い。羊桃。カランボーラ。
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ホワイト・サポテ カキノキ科 White Sapote 原産地 メキシコ |
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全長7センチくらい。めっちゃ固い。果肉はまっ白なので「ホワイト」とつくサポテです。
本によると、熟すと柔らかくなるらしいけど。それでも固かったので、シャーベットでの販売は
しませんでした。
ある食材の辞典にはシャーベットで。と書いてあるけど ?。相当、熟させないと無理みたい。
味は、覚えてないくらい可も無く、不可もなく。
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ココナッツ ヤシ科 Coconut 原産地 熱帯地方 |
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ヤシには、ヤシ油を摂るアブラヤシ、デーツの実を摂るナツメヤシなどがあります。
フルーツとして使用されるココナッツはココヤシの実。
直径20~30㎝の実。果肉は無く、食用は核(胚乳)の部分。
未熟なうちは半透明なココナッツジュース。熟すと、胚乳は白色の固まりになります。
少し水を加えた物を、ココナッツ・クリームと呼び、更に水を加えると、ココナッツ・ミルクと
呼ぶようになります。脂肪分が多いので、牛乳の代わりにも使用できます。
味は好き嫌いがはっきり分かれます。当店では16年前くらいから定番の天然100%の
ココナッツ・シャーベットがありますが、他ではほとんど見かけないそうです。
昔、飾り用にココナッツの実を店に置いておいた事がありました。ある夏の朝、店に来ると
ココナッツが発酵して爆発していました。デパートなどで実が入手できますが、飾りに使用
する場合は、実に穴をあけて発酵ガスが抜けるようにしておきましょう。
タピオカ 中南米原産のキャッサバ (トウダイグサ科の熱帯低木) の根から摂れる
デンブンを加工したもの。
イモに似た根は、マンジョカ (マンジョーカ) といわれ、現地では主食となる。
ココナッツ・スープには付き物。
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【椰子】や‐し
ヤシ科植物の総称。澱粉・糖・食用果実を提供し、油脂・酒などの資源とするココヤシ・アブラヤシ・サトウヤシ・
ナツメヤシなど。普通にはココヤシを指す。〈伊呂波字類抄〉
【ココナッツ‐ミルク】coconut(s) milk … 未熟果のココ椰子の液状の胚乳。
ココナッツの天然100%シャーベット6コセット お取り寄せのページで キャッサバは野菜のページで。
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アボカド クスノキ科 Avocado 原産地 メキシコ、ペルーなど中南米 |
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野菜的な使われ方をしますが、フルーツです。
古代マヤやアステカなどでは、常に食べられていたそうです。
アボカドは他のフルーツには無い栄養素があり、特にこってりとした食感は脂肪分です。
「森のバター」とも言われます。この脂肪分は不飽和脂肪酸なので、コレステロールになり
にくいので、非常に優れた栄養素だそうです。
皮が緑色の物は、まだ未熟。常温で2~3日置いておきましょう。
黒っぽくなり、少し柔らかく弾力が出たら食べ頃。
元は3種で、それぞれ掛け合わしたり品種改良され、今では500品種ほどあるそうです。
日本で一般に出回っているのは、カリフォルニア産かメキシコ産、ハースという品種。
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【アボカド】avocado
クスノキ科の高木、また、その果実。熱帯アメリカ原産で樹高6~25メートル。果実は緑褐色、西洋梨に似た形で、
脂肪に富み、サラダなどで生食。「森のバター」と呼ばれる。ワニナシ(英語名アリゲーター‐ペアの直訳)。アボガド。
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ぺピーノ ナス科 Pepino 原産地 南米ペルーなどのアンデス山脈 |
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ニュージーランドで栽培された物が出回っています。直径8㎝前後の卵型でクリーム色に
紫の縦じま模様があります。果肉もクリーム色でネットリ食感。
他の珍しいフルーツと同じく14、5年前にシャーベットで販売。 味は忘れました。
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ジャックフルーツ クワ科パンノキ属 Jack fruit 原産地 東南アジア |
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世界最大の果物で、最大80㎏になるそうです。日本名「パラミツ」。産地のフィピリンでは
「ナンカ」。さっぱりとした歯触り。味は林檎を濃厚にしたような味わいだとか。
この上↑の写真の大きさでも 20㎏程度らしいです。
毎日放送 ちちんぷいぷい 『リアル世界くん フィリピン ダバオ』 13.06.05 放送
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読売テレビ 秘密のケンミンSHOW 『秋だ! 祭だ! 大カミングアウトSP!!』 14.10.09 放送
沖縄の一般家庭の庭になっているパラミツ↓のサイズで重さ約13.6㎏。種の周りの黄色い部分食べます。
庭に植えている安里さんによると、初めて食べる人には、これくらいの熟した程度がオススメらしいです。
さらに1ヶ月ほど経過すると2倍近くに成長し完熟。完熟すると色んなトロピカルフルーツをミックスしたような味に
なるそうです。
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ドリアン パンヤ科 Durian 原産地 東南アジア |
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毎日放送 ちちんぷいぷい 『リアル世界くん フィリピン ダバオ』 13.06.05 放送 朝日放送 キャスト 『ドリアンが果実の王様って言われるの なんでやねん!?』 19.06.24 放送
【ドリアン】durian マレー
パンヤ科の熱帯性常緑高木。マレー半島の原産。高さ約25メートル。葉は長楕円形で革質、先端がとがり、
裏面は小鱗片が密生。
花は大形の黄白色五弁花で、数個集まって下向きに幹に直接つく。果実は人頭大の長楕円形で、熟すると
灰緑褐色となる。果殻は堅く、5条の線がある。果肉はクリーム色で、味は甚だ甘く、特殊の酸味と臭気がある。
≪ 主要な栽培品種は3種類 ≫
200種類ほどの品種があるうちで、下記の3種がポピュラーだそうです。
≪ 生産国でも高価 ≫
収穫期になると、マレーシアでは我先にと、大量に購入する人が多いそうで、果樹園では夜になると盗難防止の為、
銃を持ったガードマンが見回りするほどだそうです。
インドネシアでは、ドリアンはメロンの5倍の価格ほどで売られているらしいです。
※ 但し、世界で「圧倒的に美味しい」と言われている日本のメロンは手間暇をかけて栽培しており、他国のメロン
と比べて超高価なので単純比較はできませんが。
フィリピンでも収穫時期になると、ドリアンマーケットが開かれます。
タイでは収穫期以外でも味わえるように練り製品が売られています。
≪ ドリアンはバナナよりも多い量の栄養素を含む ≫
「フルーツの王様」と呼ばれるほど、病みつきの味らしいです。
フルーツの中で最も糖質を含み、その糖度は30度。
市販の一般的なシャーベットと同じ位の甘さがあります。
東南アジアの王族が精力増進の為に好んだから「フルーツの王様」という説もある
ようです。可食部100g当りに含まれる各栄養素の表 →
主要なほとんどの栄養素の含有量で、ドリアンがバナナを上回っています。
強精 (非常に栄養がある) ので、食べ過ぎたり、アルコールと同時に食するのは
ダメらしい。場合によっては死亡する事もあるそうです。
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≪ 「フルーツの王様」と呼ばれる理由は? ≫
元 東大の教員でフルーツ研究家である中野瑞樹さんによると、
19世紀に出版された英国の生物学者であるアルフレッド・ラッセル・ウォレス (1823~1913) の旅行記『マレー諸島』で
「その香は濃厚なカスタードとアーモンドのようだ。時にはクリームチーズやオニオンソース、シェリー酒のような香りが
漂う。粘着性のある滑らかな口当たりは唯一無二であり、そのものが完璧である。食べれば食べるほど止められない。
私は確実に、ドリアンを果物の王と選ぶであろう。」と書いた事からだそうです。
ドリアンを「フルーツの王様」と呼んだウォレスも、初めてマラッカで食べた時は臭くて嫌いだったそうですが、ボルネオで
出されて食べてから好きになったそうです。
強烈な異臭のためドリアンは「悪魔の果実」とも呼ばれます。その匂いの元は温泉の成分に含まれているのと同じ硫化
水素です。
≪ ドリアンは食べ頃が重要 ≫
多くのフルーツは「いつ食べるのか? 」果肉の熟し具合によって、味が大きく変わります。
特に収穫後も熟し具合が進む「追熟」するフルーツは1日で味が変化しますので、より美味しく味わうためには、フルーツ
それぞれの食べ頃を知る事が非常に重要な事になります。
食べる場所の温度や湿度など環境によっても味の感じ方は変化します。
現地では木から果実が落ちて24時間以内に食べるのが最も美味しいと言われているそうです。
早めに収穫し空輸で日本へやってきます。一般小売青果店に並べられてから、約4日になるドリアンが最も食べ頃。
皮にひび割れが出来た頃が、食べ頃の目安だそうです。
朝日放送では高度清浄加湿装置を使ってマレーシアの気温34℃・湿度75%の環境にした室内で食べ頃を実験試食。
4日目の物は臭い匂いを上回る濃厚な甘味があり一番おいしい状態。
1週間、10日と日にちが経つにつれ、味よりも臭い匂いの方が上回ってクセが強烈になっていくようでした。
≪ タイでの無臭ドリアンの開発と出荷 ≫
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無臭 ドリアン
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≪ 当店でも2012年にドリアンのシャーベットを発売 ≫ 今後の販売予定は未定です。
2012.05.13~23に ドリアンが入手できたので、少量ですが
濃厚シャーベットを作って販売しました。
熟してくると割れ目が出来て縦に5分割できます。果肉は
繊維状になっているように見えます。
水分が少ないので汁は出ません。サクサクの歯触りだけど、
クリームのように溶ける感じ。
熟すほどに水分が出てくるそうです。
果肉ごとに茶色の種一つずつあり、この種は塩茹でして
皮をむくと、里芋に似た感じで食せるそうです。
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ちょうど食べ頃で処理したのが良かったようで、それほど臭い匂い はしませんでした。
匂いは冷たい方が感じにくいので、ドリアン初挑戦にはアイスが向いているかも知れません。
東南アジアではドリアンのアイスが売られている事もあるようです。
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サポディラ Sapodilla アカテツ科の常緑高木 熱帯アメリカ原産 |
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樹皮から摂れる乳液はチューインガムの原料になるそうです。
実は卵のような丸型。「ツリーポテト」という別名があります。
洋梨のような食感で、熟すとすごく甘いそうです。
【赤鉄】あか‐てつ
アカテツ科の亜熱帯常緑高木。葉は革質で長楕円形。花は小さく褐色で葉腋に開く。
花後、液果を結ぶ。材は建築または船舶用。小笠原・沖縄などに自生。クロテツ。
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ジャボチカバ Jaboticaba フトモモ科 キブドウ属 ブラジル南部の熱帯地域原産 |
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日本テレビ 月曜から夜ふかし 『新フルーツを食べてみたい件』 13.06.24 放送
読売テレビ 大阪ほんわかテレビ 『47都道府県 全国おやつ博覧会』 14.07.20 放送
先住民族の言葉で「亀の いる土地」という意味だそうです。
直径3㎝ほどの濃い赤紫の皮で、薄い白色透明の実。木の幹に直接実がなるようです。
日本でも静岡県でハウス栽培しているようです。生食できる果実らしいですが、一日もすれば
鮮度が落ちるのでスーパーなどの店頭に並ぶ事はないそうです。
直感はとろみ゛あり、味はブドウをトロピカルにした感じ? らしいです。
ブルーベリーに似てポリフェノールとビタミンCを多く含む。
沖縄県うるま市でも栽培されており、鉢植えのジャボチカバの木が1鉢1万7000円~。
パキラ パンヤ科パキラ属 中南米原産。
観葉植物として人気の高く、主に日本で流通している物はカイエンナッツ
(英:guiana chestnut) 種の幼木状態を維持したものらしいです。
カイエンナッツは種子を食用にしていた事もあるそうですが、ジャガイモの発芽部分に
含まれるソラニン(毒)がある事から、食用にしない方がよいらしいです。
実食されたブログを見つけました。
tsukimomoと猫とごはん 『パキラの実を食べてみる』 http://tsukimomo.exblog.jp/16013276
【パンヤの木】パンヤ‐の‐き panha ポルトガル
パンヤ科の常緑高木。熱帯アジアに産し、大木になる。葉は掌状複葉。花は5弁で白く、
実は長楕円形で白色長軟毛のある種子多数を入れる。材は非常に軽く、丸木舟などを作る。
アテモヤ バンレイシ科 チェリモヤなどの仲間。
ピタンガ (ポルトガル語 : Pitanga ) フトモモ科の常緑低木 南米の熱帯地方原産。
ブラジル先住民族の言葉で赤い実を意味し、別名としてスリナム・チェリー、ブラジリアン・
チェリー、カイエン・チェリーなどがある。果物として食用に利用される。
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ジャボチカバ
沖縄県うるま市
当店のパキラ
レンブ
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レンブ フトモモ科 ジャワフトモモ 蓮霧 Wax Apple マレー半島 |
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ロウ細工のような独特のつるつるの肌触りだそうです。ワックス・アップル、ローズ・アップル
などとも言われます。味はリンゴとナシを合わせたような感じらしいです。
テレビ大阪 剛力彩芽が良く世界のニッポン偉人紀行 ~台湾編~ 15.12.29 放送
日本の観光客も多く訪れる台南にある大衆フルーツ店では、レンブなどが食べられます。
レンブは皮を剥かずそのまま食べます。
台湾では、トマトは果物扱いで、緑の皮が普通ですが甘いそうです。
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トマトは砂糖醤油に生姜・甘草の粉末を混ぜたタレをつけて食べるのは、台南特有の食べ方。
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