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【日本の下水道の起源】 |
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宇都宮市 『世界と日本の水道・下水道の起源』
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/013/818/kinensi06.pdf
『一方、わが国の下水道の起源を探ると、弥生時代(約2, 300年前から1, 750年前)の環濠集落(周囲に堀をめぐら
せた集落)にまで辿ることができる。弥生時代の環濠は、これまで軍事的防御施設としての機能だけが強調されていた。
しかし池上曽根遺跡(大阪府和泉市)では、人口が急増する弥生時代中期に、下水やし尿を環濠に垂れ流すシステム
が確立されていたことがわかってきた(松井章『環境考古学への招待』)。
3世紀に築造された纏向古墳(奈良県桜井市)には、導水施設のようなトイレがつくられていた。また6世紀前半に築造
今城塚古墳(大阪府高槻市)には、棺を納めた石室から雨水などを効果的かつ効率よく排水するための溝があることが
確認されている。…』
毎日放送 ちちんぷいぷい 『昔の人は偉かった 「百人一首の旅14 ~大阪府南部 光明池~高石市へ」』 15.07.23 放送
≪ 大阪府の池上曾根遺跡 ≫ Wiki 池上曽根遺跡
南北1.5㎞、東西0.6㎞、総面積60万㎡、甲子園球場の約15個分という広大な弥生時代中期頃の大集落遺跡。
建物跡のすぐ近くから1995年に出土した土器の欠片に建物の絵が描かれており、それを元にし、当時の資料を調べ復元。
『いずみの高殿』と呼んでいますが、この建物が何に使われていたかは不明。
当時、柱にはデク (木人形) が守り神として付けられていたそうです。
【池上曾根遺跡】いけがみそね-いせき
大阪府和泉市・泉大津市にある弥生時代の大集落遺跡。濠を巡らす住居域と、その周囲の墳墓などから成る
付帯施設域とがある。
この池上曾根遺跡はあまり知られていないようですが、非常に重要な遺跡のようです。
和泉市HP 『史跡池上曽根遺跡』 http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/bizikankosan/rekishi/1317802843164.html 大阪湾沿岸発祥の蛸壺漁 タコ壺漁が繋いだモーリタニアと日本との絆
NHK大阪 歴史秘話ヒストリア 『女王さま振り向いて!最新研究!邪馬台国・卑弥呼のヒミツ』 11.10.26 放送
日本テレビ 月曜から夜ふかし 『邪馬台国は佐賀じゃなく奈良にあったのでは説』 13.12.23 放送
≪ 邪馬台国の最有力候補地 奈良県の纏向遺跡 ≫ Wiki 纏向遺跡 纏向遺跡と伊勢神宮、出雲大社の共通点
奈良県桜井市にある纏向遺跡は最新の発掘研究により、邪馬台国であった可能性が続々と発見されています。
2013年6月には、国が纏向遺跡を史跡に指定。
【纏向遺跡】まきむく‐いせき 奈良盆地南東部、桜井市にある3~4世紀の集落・墳墓遺跡。 出土した多くの土器から関東・東海・山陰・山陽・九州地方と広く交流があったと推定される。 自然集落ではなく、人工的に造られた「日本初の都市」と言われる。
読売テレビ ten. 『若一調査隊 「世界遺産登録SP! 復元された「しおんじやま古墳」 古墳の謎に迫る!」』 19.07.10 放送
≪ 八尾市の心合寺山古墳から出土した家型の埴輪 ≫ Wiki 心合寺山古墳
2019年7月6日にアゼルバイジャンのバクーで開催された第43回ユネスコ世界遺産委員会において4世紀後半~
5世紀後半に造られた百舌鳥・古市古墳群 (堺市・藤井寺市・羽曳野市49基) が、大阪初の世界遺産として
認定登録されました。
八尾市にある心合寺山しおんじやま古墳は世界遺産の古墳群ではありませんが、5世紀前半に造られた前方後円墳で
造られた当時の古墳に再現しています。全長160mあり中河内最大の国指定史跡。
ただし古墳の上に上って見学できるようにしてあるので、階段や芝生など公園としての設備も整備されています。
被葬者は方墳の場所にある石積みの方形壇の下に1人、円墳の中心に3人。円墳に埋葬された1人の棺だけが
発掘調査され、しおんじやま古墳学習館で発掘品などと共に再現された埋葬木棺が展示されています。
日傘を模したとされる蓋形きぬがさがた埴輪、鏡・鉄剣・甲冑などの出土品から、有力豪族など身分の高い人物の墓と
推測されています。
珍しいとされる家形の埴輪が出土。建物は切妻造り、出入口が1ヶ所しかなく窓が無い。内部に水の通り道がある。
この事から住居ではなく、儀式を行うために水路の上に建てた神殿と思われています。
建物を囲む塀の上にあるギザギザは魔除けとも考えられています。この建物と酷似しているのが住吉大社の本殿の
建築様式である住吉造。
当時は水を支配する人物が地域を支配するという時代だったそうです。住吉大社は航海や海の神様を祀った神社です。
【住吉神社】すみよし‐じんじゃ 全国に約2,300社ある住吉神社の総本社 大阪市住吉区住吉にある元官幣大社。住吉神すみのえのかみの三神と神功皇后とを祀る。二十二社の一つ。
摂津国一の宮。今は住吉大社と称す。
下関市一の宮住吉(長門国一の宮)や福岡市博多区住吉(筑前国一の宮)が日本三大住吉神社。
【住吉造】すみよし‐づくり
神社本殿の一形式。切妻造・妻入つまいりで、屋根に反りがなく、入口は中央にあり、内部は前後2室に仕切られている。
住吉神社本殿の形式。
八尾市観光データベース 『心合寺山古墳』 http://www.yaomania.jp/data/InfoDetail.asp?id=1463
NHK大阪 えぇトコ 『あなたは昭和派? 古代派? 嘉門達夫の北摂歴史さんぽ』 13.03.05 放送 毎日放送 ちちんぷいぷい 『昔の人は偉かった 「学問の神様めぐり 桜満開の姫路城を目指せ! 3 大阪高槻市~箕面市」』 15.03.05 放送
≪ 本当の継体天皇陵と言われる大阪府高槻市の今城塚古墳 ≫ 高槻市の今城塚古墳
江戸時代に太田茶臼山古墳が継体天皇陵とされており、明治時代から宮内庁の管轄となっています。
今城塚古墳は天皇陵と思われていなかった為、文化庁の管轄なので発掘調査が行われてきました。
近年10年に渡る大規模調査の結果、2003年に日本最大規模の180以上の埴輪が見つかり、古代史を揺るがす
発見と言われています。
【継体天皇】けいたい‐てんのう 名は男大迹おおど。
彦主人王ひこうしのおおきみの第1王子。第15代 応神天皇の5代の孫という。 記紀に記された6世紀前半の第26代の
天皇。
埴輪工場跡なども発見。また別の古墳からは年号(青龍3年、西暦235年) 入りとしては日本最古の銅鏡が5枚発見
されているそうです。 ※ 青龍 魏の明帝曹叡の治世に行われた2番目の元号。233年-237年。
中国の『魏志倭人伝』には、「卑弥呼が239年魏に使者難升米を遣わして、明帝より親魏倭王の称号を与えられた」と
あるので、魏の皇帝から、卑弥呼に送られた100枚の銅鏡のうちの一部とも考えられているようです。
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【古代の都の下水処理】 書きかけ |
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テレビ東京 世界遺産 三大迷宮ミステリー 13.03.09 放送
読売テレビ ten. 『若一調査隊 「1300年前の歴史ロマン 日本最古の時計に迫る!」』 16.10.05 放送
≪ 石と水の都 飛鳥宮 ≫
【飛鳥水落遺跡】あすか‐みずおち‐いせき 奈良県明日香村飛鳥にある7世紀後半の遺跡。大規模な楼状建物の基壇と木樋・銅管などの給排水施設が発見され、 斉明6年(660)に中大兄皇子 (626~672年) が設けた漏刻ろうこくの跡と考えられる。
巨石と水の都「飛鳥」 日本初の時計「飛鳥の漏刻 (水時計)」、酒船石は水を利用した占いの儀式に使われた?
毎日放送 ちちんぷいぷい 『近畿国宝めぐり 「高野山の紅葉を目指せ5 奈良おふさ観音~音羽山観音寺」』 13.10.03 放送 NHK 歴史秘話ヒストリア 『古代日本 愛のチカラ よみがえる持統天皇の都』 15.06.10 放送
≪ 藤原京 ≫
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【現存する日本最古の下水道】 |
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テレビ大阪 かがくdeムチャミタス! 『大阪城におでかけ 最新スポット続々登場!』 18.06.17 放送 大阪市HP 『中央部下水道改良事業の下水道敷(通称「太閤下水」)』 http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000009095.html
≪ 現存する日本最古の下水道 豊臣秀吉が作った 「太閤下水」 ≫
『近代的下水道が整備される以前、大阪の上町や船場には都市の発展とともに築かれてきた下水道があった。
この中には今も現役の下水道として利用されているものがあり、「太閤下水」あるいは「背割下水」と呼ばれ広く
市民にも認知された存在である。』
日本に現存する最古の下水道で、現在も約20㎞が現役の下水道として使用されています。
大阪市博物館協会の船越幹央さんによると、「最近の研究では豊臣時代には立派な下水はなくて、徳川時代に
なってから整備されたのではないか? 」と考えられるようになっているそうです。
中央区谷町に太閤下水見学施設があり、道路から一部分が見下ろせるようになって
います。事前に申し込むと、施設の地下に降りて間近で見ることが可能です。
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【下水道の技術】 |
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≪ 1990年3月末の下水道実施率 ≫ 国勢社 1992年『日本国勢図会』 第50版 より
処理面積 (千 ㎡)
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実施率
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札幌市
仙台市
東京23区
横浜市
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190 500
95 153
482 800
234 191 |
79.4 %
51.7 %
88.5 %
58.8 %
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処理面積 (千 ㎡)
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実施率
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川崎市
名古屋市
京都市
大阪市
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59 870
229 000
114 996
184 770
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56.7 %
84.7 %
76.8 %
98.7 %
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処理面積 (千 ㎡)
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実施率
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神戸市
広島市
北九州市
福岡市
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115 764
52 799
128 490
123 130
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56.9 %
54.5 %
50.4 %
81.4 %
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地方財務協会「公共施設状況」による。 計画処理区域に対する処理済の面積の割合。
関西テレビ アンカー 『"下水育ち"の農作物 お味は…』 14.04.16 放送
≪ 下水処理水などで栽培した米や野菜と、最新下水処理技術 ≫
大阪府枚方市にある 下水処理場 大阪府渚水みらいセンターの場内には水田などがあります。汚泥や熱、処理水を利用
した作物の栽培を研究。
大阪府東部流域 下水道事務所の藤田幸宏さんによると、「汚水を処理した水は、普通の水より窒素やリンが若干多い水
になっています」
国土交通省の白崎亮さんによると、「日本はリンを全量、外国からの輸入に頼っています。下水道にもリンがかなり流れて
おり、活用して地域に循環して戻してあげる」
2014年7月16日、大阪市内で下水処理の恩恵で育った米・タマネギ・アスパラ・長芋などを使った料理の試食会が行われました。
7月22日~24日に住之江区のインテクックス大阪で開催される「下水道の最新技術展」に合わせ、一般には北区の大阪駅前
第2ビル地下1階のぷらすわん松屋で一日20食限定で提供されました。
これらの下水からリンなど取り出し、作物も作る試みは東京など日本各地でも行われているようです。
≪ 水道管・下水管の寿命を延ばす技術 ≫
日本の橋や水道管・下水道などのインフラ設備の大半は、60~70年代の高度経済成長期に整備され、耐用年数が限界に
きている物が多くあります。
下水道の最新技術展に出展していたEX・ダンビー協会の岡本克則さんによると、下水管の内部に特殊な板材をトイレット
ペーパーのようにらせん状に張り付けリニューアルする事で、水道管や下水管の耐用年数を50年延長する事ができるそうです。
水ing では、下水道で処理した汚泥からリンなどのエネルギーを回収する技術と設備を開発。
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【下水処理 バイオガス発電】 |
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読売テレビ かんさい情報ネット ten. 『未来のエネルギーのカタチ ”意外なモノ”でエコ発電』 15.07.22 放送
47News 共同通信 14.01.28 配信 http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012801001948.html
≪ 神戸市、下水処理場汚泥で発電 メタンガス燃料に ≫
『神戸市は28日、大阪ガス子会社のエナジーバンクジャパン(大阪市)と共同で、ことし3月から、神戸市垂水区の
下水処理場で「バイオガス発電」を始めると発表した。
汚泥を分解する際に発生するメタンガスを燃料に使う。汚泥を活用する発電事業は全国でも異例。 汚泥処理で発生する
メタンガスは不純物が多く、発電に適さないとされてきたが、神戸市などが国から補助金を得てメタンガスの純度を上げる
技術を開発、今回の事業に生かす。
出力は350キロワットで、一般家庭約700世帯分の年間消費電力を賄える。同時に行う太陽光発電を含めると、
約1300世帯分の消費電力をカバーできる。』
垂水処理場では地下10mの所に1日14万トンの下水汚泥が流れ着き、まずゴミや不純物を取り除きます。
生物反応漕という所では、空気を与えると微生物が水の中の汚れを餌として分解し水を浄化していきます。
その後の行程で汚泥から水分を取り除き濃縮。卵型の消化タンクに入れ30日間40℃で温めた状態にすると、微生物の活動に
よりメタンガスが発生します。メタンガスを精製し濃度を上げる事で発電に使用できる状態にします。
この装置を利用する事で、これまでは主に廃棄するだけだった汚泥が、CO2を輩出しないクリーンなエネルギーとして生まれ
変わるのです。一般家庭700世帯分の年間250万キロワットの発電を行っています。
アジア・パイオマスエネルギー協力推進オフィス 『下水汚泥をバイオマス燃料に変換』 http://www.asiabiomass.jp/topics/0911_03.html
≪ 下水汚泥の現状 ≫
『日本の下水道処理人口普及率は、2008年度末現在で73%で、国内で稼動している下水処理施設は約2,000ケ所あり、
確実に増えている。下水処理場で発生する下水汚泥は、2006年度で223万トンであった。
下水汚泥の組成は、約80%が有機物(179万トン)、残り20%が無機物
(45万トン)である。無機物はセメント原料や、レンガに70%再利用されている。
一方、有機物は肥料に10%、消化ガスに12%、汚泥燃料に0.6% と再利用されているものの、残り77%は焼却や埋め立て
処理され、再利用されていない。
下水汚泥223万トンを、全てエネルギーとして回収した場合、発熱量は原油換算で約97.5万キロリットルになる。
化石燃料をこの下水汚泥からの燃料に代替し、CO2排出削減を進めることを国は目指している。下水汚泥の燃料化には、
「消化法(メタンガス)を生成」と、「炭化法(炭化燃料)を製造」の2つの方法がある。
日本の下水処理施設で、「消化法」を採用しているのは、約300カ所にすぎず、その内の25ケ所でバイオマス発電を
行なっている。
日本における、最近の下水汚泥のエネルギー利用の事例を表に示す。下水汚泥は生活に伴って必ず発生する。
しかもエネルギーとして見ると、特に大都市では安定的に供給され、資源としての価値も高い。
今後、本格的に下水汚泥のエネルギー利用が期待される。』
上記サイトによると、東京の寿工業とマツダが下水汚泥からのメタンガスを燃料とする発電を共同開発。
広島市でも汚泥を炭化して石炭と混焼する事業を行っているそうです。
近大のバイオコークス技術 ゴミを石炭と同じように燃料として使用できる。福島原発の汚染土の圧縮にも利用。
近大チームがトリチウム除去実験装置を開発
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【最先端の下水再利用施設】 |
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テレビ大阪 ニュースリアル 16.03.14 放送 / テレビ大阪 ニュースリアル 16.03.15 放送
≪ 最先端の省エネ設備を持つ商業施設が堺市堺区にオープン ≫
3月19日に商業施設としては、日本初の省エネ環境技術設備 (下水再生水複合利用事業) を導入したイオンモール堺鉄砲町は
近畿初出店の14店を含む160店舗の大型ショッピングモール。
水の再・再利用を徹底した日本初の環境技術を導入し、下水熱を利用して省エネ。
省エネ化は年間3.5%に対し設備費3億3000万円で費用対効果は良くないそうですが、イオンモールでは長期的なランニング
コストと地域への影響を考慮した結果、導入に踏み切ったそうです。
この設備は大阪市此花区にある大阪市下水道科学館で
先駆けて導入しており、こちらでは3割の省エネ化。
下水道管は断熱されているので熱が逃げにくく、
外気温との差ができます。
その温度差を利用して熱交換設備で、空調や給湯に
使う熱を作っています。
この水をもう一度処理し、トイレなどの洗浄水として利用。
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流通ニュース 『イオンモール、堺市、関電/堺市鉄砲町地区で下水再生水複合利用事業』 16.03.14 配信 より抜粋
http://ryutsuu.biz/topix/i031429.html
『堺市、イオンモール、関西電力グループは3月19日、大阪府堺市の「イオンモール堺鉄砲町」において、下水再生水を熱源と
水源として 有効活用する「下水再生水複合利用事業」の運用を開始する。
夏に冷たく冬に温かい下水再生水をイオンモール施設内の給湯や空調の熱源として活用するとともに、熱源として利用した
下水再生水を施設内の「憩いの場せせらぎ」や「トイレ洗浄水」、施設外にある「内川緑地せせらぎ水路」の水源として活用
するもの。
下水再生水を一つの施設内で給湯と空調の熱源として利用する事例と下水再生水を熱源と水源に複合利用する事例は、
いずれも全国初の事業という。
堺市の三宝下水処理場で処理された下水再生水を、給湯等の熱源に利用して水温を下げた後、空調熱源(冷房)で再度
利用する。これにより、年間で3.5%の省エネ効果と7.5トンのCO2削減効果を見込む。
熱利用後の下水再生水は、イオンモール施設内では、膜処理装置による浄化処理を行った上で、「憩いの場せせらぎ」や
「トイレ洗浄水」として活用する。
施設外では、内川緑地せせらぎ水路の水源として活用した後、内川に流れ込む。これにより、水源として利用するだけ
ではなく、堺市の「第2次堺市環境モデル都市行動計画」や「仁徳陵・内川水環境再生プラン」、環濠都市堺の再生に向けた
取組みの実現にも貢献する。』
世界初!! 京都工芸繊維大学が、ペットボトルを食べる菌を発見 堺で発見「イデオネラ サカイエンシス」と命名
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【中東オマーン伝統の灌漑システム ファラジ】 |
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毎日放送 ちちんぷいぷい 『リアル世界くん』 13.04.26 放送 より
【Oman】
アラビア半島南東端の首長国。18世紀中期、現王朝が興り、その勢力はアフリカ東海岸にまで及んだ。
19世紀末以降はイギリスの影響下にあったが、1970年完全独立。住民の多くはイスラム教徒(イバード派)。一夫多妻制。
面積21万2000平方キロメートル。人口243万(2004)。首都マスカット。(←ぶどうのマスカットは関係ないという説が濃厚らしいです)
オイルマネーで潤う中東諸国の中では、オマーンはそれほど金持ち国ではないそうです。基本は親日国。国土の8割が
砂漠か土漠。伝統料理 米と鶏肉を煮込んだハリース。伝統菓子には、砂糖、乳脂肪分、小麦粉などを練って作った
ハルワーというものがあり、ういろう、洋羹のような感じらしいです。
首都から南に180㎞の所にミスファというオマーンの中では珍しくヤシの木が茂る緑の多い村があります。
山の湧き水をファラジという灌漑システムを利用し生活に必要な水を賄っています。この村のファラジは1000年前からある物で、
オマーン最古のファラジは世界遺産に登録されている。
現在は8家族200人ほどが住み、貴重な水を使うルールが細かく決まっています。山岳地帯にあるので車道はなくロバを利用。
女性は男性に接しない伝統があるので、女性専用の道やスペースを作っているそうです。
この村の近くに新しい村が作られ、若い人達はそちらに移り住む人が多いらしいです。
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【ナイル川 とアスワンハイ・ダム Aswan High Dam】 参照 百科事典マイペディア アスワンダム Wiki アスワンハイダム |
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BSジャパン ドキュメンタリーシリーズ企画
瑛太が挑む 世界最長の大河 ナイル ~ 幻の源流を求めて 13.000㎞の大紀行 ~ 12.08.11 放送 、 広辞苑 より
気温は45℃にもなる砂漠に暮らす遊牧民のヘドウィンの人たちは地下30mの井戸から、ヤギの皮袋で水を汲み上げています。
(上の写真)
この2年間、ほとんど雨が降らず、ナイル河から離れるほど、地下水脈は深くなり、水を手に入れにくくなるそうです。
下の少女は3㎞ほど離れた所から、毎日ウォーター・スタンド(下の右)まで、ドラム缶を積んだ荷車を引くロバを連れて
給水に通います。この場所では、地下2000mまで掘った井戸から、電動ポンプで水を汲み上げているそうです。
1902年にナイル川中流に貯水量55億トンのアスワン・ダムが完成。
1971年には、その上流に貯水量1570億トンという桁違いの大きさで。アフリカ最大のアスワン・ハイ・ダムが完成しました。
上流にできた人造湖のナセル湖の対岸は、隣国のスーダンまで500㎞もある。
超巨大なダムによって、下流での水高は半分くらいに減り、伝統的な生活ができない人たちもいるそうです。
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【バングラディシュで大人気の「サムライ」水を作る日本人】 バングラディシュで人気のカレー |
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テレビ東京 世界ナゼそこに日本人? ~ 知られざる波乱万丈伝 ~ 12.10.26 放送 より
アジアでも最貧国の一つバングラディシュ。この国は上下水道の整備が行き届かず、川で体を洗ったりする深刻な水質汚染の
ある国。
15年前、神奈川県で蕎麦屋を営んでいた西村さんは休暇でバングラディシュに訪れた際、店で買ったペットボトルの水を飲んだ
ところお腹を壊してしまった。
その時 『美味しい蕎麦を茹でる為にと店に導入した浄水器を使えば、この国に役に立つかも知れない』と思ったそうです。
家族を神奈川に残し、一人暮らしの単身赴任。貯金の3000万円を投資し工場を建てた。
予想通り大ヒットしたのだが、同業者の妬みをかってしまい2度殺されかかり、また意見の対立から従業員に裏切られ工場からも
追い出されてしまう。
しかし、現在の工場で働いている従業員たちが「僕らが頑張って必ずバングラディシュでNo.1の会社にするから」という
熱意に押され、もう一度工場を作ったそうです。
地下180メートルから汲み出した水を日本の浄水器で漉し、できるだけ純粋な水を作って販売。
雇用を守るため機械化はしない。西村さん自ら自宅で日本風のカレーをつくり昼食で振舞ったり、2ヶ月に1回レストランで従業員の
家族にプレゼントを送ったりもしているそうです。
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【 水を人工的に作り出す技術 】 |
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読売テレビ かんさい情報ネットten. 13.04.19 放送 より
大阪市西区のフジワラ産業では、人工雨発生装置で晴天でも雨を降らせる事に成功。
水を蒸発させ、ヒノキの枝葉や蚊取り線香などの煙と共に上昇気流を空に上げる事で雨雲ができるように誘発する。
鳥取大学では多段式造水装置。ぺルチェ素子というものに電流を流すと、表と裏で温度差ができ、結露した水を回収。
現在の装置では、空気中から1日で約1ℓの水が造れます。
大阪府東大阪市の濤和化学では、扇風機で空気を送りながら、除湿剤の塩化カルシウムに撹拌する事で空気中の水分を吸湿。
蒸留して、塩化カルシウムと水を分離。4時間で1㎏あたり1ℓの水ができる。塩化カルシウムは再利用できるので、
1㎏あたり50円の低コスト。
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【アジアで高い評価を受ける大阪の水浄化システム】 |
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テレビ大阪 ニュースリアル関西 『世界の水不足で急成長 大阪のものづくり企業』 15.06.29 放送
≪ ナガオカ ≫
2015年6月29日、新興株式市場JASDAQに上場した大阪府貝塚市の中小企業ナガオカ。
薬品を使用せず水をろ過する独自のシステムが、中国やアジア各国で高い評価を受け受注が好調。
今回の上場で得た資金は、世界の水不足の解消へ向けた商品開発資金に充てられるそうです。
テレビ大阪 ニュースリアル関西 『世界の水不足で急成長 大阪のものづくり企業』 18.02.08 放送
≪ 日本ポリグル ≫
谷町にある日本ポリグルは納豆菌から開発した特殊な粉を使い汚れ同士が吸着する方法で水をろ過する技術を持っています。
大阪市内の川の水質改善や、これまでに世界80ヵ国で使用され、汚水を飲み水に変えて提供できるようにしています。
開発した小田会長によると、「ビジネスでないとダメ。現地の人たちに利益が出るようにして現地で運営できるようにしないとダメ」。
2015年に国連で採択されたSDGs (Sustainable Development Goals) 「持続可能な開発目標」は、193の加盟国が2030年までに
達成するべき17項目。その中に水質改善も含まれています。
2025年の万博が大阪で開催されれば、日本の中小企業が持っている独自の技術を広く世界にPRできる重要な機会となります。
特に大阪を中心として関西には水質改善や医療関連の独自で優れた技術を持つ中小企業が多いようです。
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【ケニアを救う 大阪の中小企業の水浄化技術】 福島などの放射能除染にも応用 |
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テレビ大阪 夕刊 7ch 『大阪の中小企業の挑戦 "土を洗う技術"』 14.03.10 放送
≪ 電極分解の水浄化システムの技術をケニアに提供 ≫
大阪市平野区にある従業員30人ほどのジー・イー・エスという中小企業。
特殊な電極分解で、水の汚れ成分を分解し気化させます。その後、水をろ過させる事で飲料水にもできるそうです。
現在、プールや飲食店、医療機関などでも使用されています。
アフリカ東部の人口3419万(2004)のケニアでは、5歳以下の子供の8人に1人が死亡。
ほとんどの地域で川の水をそのまま飲料として利用している事も大きな要因の一つ。
ジー・イー・エスでは、これまでに洗浄施設2基をケニアに寄付。今後、ケニア政府の期待に応え、この技術を提供する
予定のようです。
≪ 福島の原発事故による放射能汚染の除染にも技術を応用 ≫
2011年3月11日の東日本大震災による福島原発事故により、14年3月現在でも、福島県では東京ドーム約20コ分の2800万トンの
汚染土壌が山積み状態だそうです。
この技術を応用し、京都大学と共同で土の洗浄システムを開発中、とりあえず14年5月までに第1号の試作し、15~16年には
完成を目指す。セシウムは水溶性である為、特殊な電気分解技術で土の中からセシウムをバラし、9割を浄化させ、残り1割の
土と水にセシウムを集める。
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