12月の2度目の申(さる)の日に、寺を支える浄土宗14寺の住職が五穀豊穣、天下太平を
夜を徹して祈る年越し行事『御越年式』において、堂童子を胴上げをします。
【善光寺】ぜんこう‐じ
長野市にある単立宗教法人。天台宗の大勧進と浄土宗の大本願とによって管理される。
推古天皇朝に草堂を営んで三国伝来の阿弥陀如来像を本尊とし、642年今の地に
堂宇を造営したと伝える。中世以後盛んに尊信された。
現在の本堂は1707年(宝永4)の再建。
【堂童子】どう‐どうじ
① 諸大寺で雑役に従う俗形の少年。枕草子[120]「―など呼ぶ声、山彦ひびきあひて」
② 宮中の大法会などで、花筥けこ (花かご、花を入れる仏具) を配る役。蔵人くろうど
および五位以上の公家の子息がなった。
新潟県糸魚川市能生地域では江戸時代初期から伝わる「裸胴上げまつり」(糸魚川市
無形民俗文化財)があり、厄よけとして男衆がさらしの褌姿で、厄年の男性などを
胴上げするという風習がある。
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善光寺 御越年式
裸胴上げ祭
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